お気に入りの歌がかかっていると、なぜだか涙が出てきます。お外はもう、秋の風で、その風は知らぬ間にお部屋のなかにまで入り込んで、耳に吸い込まれる音楽とともに、ワタシの身体とココロを切なさでいっぱいにしてしまいます。切なさでいっぱいになったワタシは、いつになく何かを求めていて。真っ暗いなかを聴覚だけで歩いています。『アナタの左耳は、きっとすてきな、何かわたしたちが感じられないような音を、聞いているのでしょう。こんなワタシでも、そんなすてきな何かは聞こえるのでしょうか。』

 苦しいとき、アナタの声がわたしのココに。哀しいとき、アナタの優しさがココに。楽しいとき、アナタの笑顔がココに。そのおかげで、ワタシはまたちゃんと歩むことができます。ワタシのココに残っているアナタは、アノトキと変わらず、いつでも痛いくらいの眼差しでワタシを包み込んでいてくれます。哀しみの涙で光が滲んでしまったとしても、それでも微かな光はちゃんと残るから。強い光が一瞬で消えたとしても、わたしの目にはまだ光の像が残っているから。だから、だから・・・。

 

 

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